アルマスギャラリーでは4度目となる野村和弘の個展、
「リング・チェーン」を3月16日より開催します。
これまで野村は、彫刻や絵画、映像、パフォーマンス、鑑賞者参加型作品など
多岐にわたる表現を行ってきました。
今展では、これまで作品に使用してきた女性が身に付ける装身具(イヤリング、ハイヒール、衣服など)の系譜に連なるかのように、指輪が使用されます。
これまでは、片目にされたロディ(馬の乗用おもちゃ)、片方だけのイヤリング、片方だけの靴、成形不良のおもちゃなど、不完全な状態に対する関心をあらわにした作品を多く製作してきましたが、今展では中古のリングを大量に使用することで、それぞれのリングの過去の所有者の気配や連なることで自ずと生まれる関係性を内包した展示となります。
日時:2024年3月16日(土)-4月20日(土) 12:00-19:00
金/土/日のみオープンとなります
オープニングレセプションは行いません。
野村和弘 NOMURA Kazuhiro__________________________________________________
1958 高知県生まれ、神奈川県在住。
1979 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻入学。
1988 東京芸術大学後期博士課程満期退学後、ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生として渡独、デュッセルドルフ美術アカデミー修了(Meisterschueler取得 1990)。
1993 帰国。
主な展覧会(2010年以降)
【個展】
2023 「むしろ、幸せの音」 gallery21yo-j (東京)
2023 「johnna|ジョナ」 HARMAS GALLERY (東京)
2022 「3つの、小さなインスタレーション」 HARMAS GALLERY (東京)
2021 「サライの落書き」gallery21yo-j (東京)
2020 「Angels in Korea」×ART homeroom (東京)
2019 「美しい直線ー反語的タイトル」gallery21yo-j (東京)
2018 「ドット・ペインティング」 HARMAS GALLERY (東京)
2017 「女性靴とボタン」gallery21yo-j (東京)
2017 「イヤリングと葡萄」void+ (東京)
2017 「片目」Galleria Finarte (愛知)
2014 「笑う祭壇」gallery21yo-j (東京)
2014 「黒の拡大」Time & Style (東京)
2010 「ドット・ペインティング 」 カスヤの森美術館 (神奈川)
【グループ展】
2019「あそびのじかん」東京都現代美術館 (東京)
2019「Road to Eva」HARMAS GALLERY (東京)
2018「彼女の指先と神話」HARMAS GALLERY (東京)
2016「六本木クロッシング2016 僕の身体、あなたの声」森美術館 (東京)
2016 「版画コレクションのあゆみⅢ コピー・アートの時代」Fuji Xerox Art space (神奈川)
2016「赤のコルパー」Time & Style (東京)
2015「春を待ちながら やがて色づく風景をもとめて」十和田市現代美術館 (青森)
2012「キュレーターからのメッセージ2012 現代美術のいま」兵庫県立美術館 (兵庫)
2011 「simple things」名古屋市民ギャラリー矢田 (愛知)
2010「野村和弘/東島毅 みることをかんがえる」いわき市立美術館 (福島)
2010 「City Beats+Live Explosions」Bank ART studio NYK (神奈川)
パブリックコレクション
千葉市美術館、富士ゼロックス、いわき市立美術館、3331アーツ千代田、東京都現代美術館