Melting Points

今野健太・桑名紗衣子

2013.2.9(sat) - 3.16(sat)

アルマスGALLERYでは、今野健太、桑名紗衣子による
二人展『Melting Points』を2月9日(土)から3月16日(土)まで開催いたします。

今展では、彫刻を表現手段としている作家二人を取り上げます。

今野健太は大理石により、主に人間の身体をモチーフに制作を続けてきました。
彼の作る彫像では、かならずモチーフがデフォルメされ、歪み、ずれ、重複が存在します。
極端に顔が大きい全身像、顔の中に更に顔が存在するものや、顔の形態はそのままに
表情のみが溶け出している人物などが、緻密なテクニックにより作り出されます。

かたや桑名紗衣子はセラミックによって、様々な様式/イメージを融合した重厚な立体作品を
制作しています。ギリシャ建築を思わせる柱やレリーフに、接点の無いモチーフを巧妙に合成し
俗世的な落書きを施すなど、断絶した様式や要素が溶け合って独自の存在感を獲得した
彫刻は鑑賞する物に幾つもの発見をもたらしてくれます。

大理石と土という、古代から使用されている素材を選択しながらも
新しい造形を追い求める二人の作品をぜひともご覧ください。

日時:2013年2月9日(土)-3月16日(土)12:00-19:00 金/土/日のみオープンとなります
opening reception 2月9日(土)18:00-20:00 場所:HARMAS GALLERY

今野健太 Kenta KONNO ———————————————————

1980 東京生まれ
2009 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻彫刻研究領域 修了

【個展】
2012 「ユスブル」/ 現代HEIGHTSgalleryDEN ( 東京 )
2007 「曖昧な決断、はっきりとした迷い」/ 現代HEIGHTSgalleryDEN ( 東京 )

【グループ展】
2012 行為の触覚 反復の思考 / 上野の森美術館 ( 東京 )
2010 21C//カタチの今 -vol.2思考する人体・語りかける彫刻-
    髙畑一彰・今野健太 二人展/ 新宿高島屋 ( 東京 )
2009 彫刻 -労働と不意打ち-/ 東京藝術大学大学美術館陳列館 ( 東京 )
2005 UPRISE -彫刻における現代への視座- / 上野の森美術館EXTRA ( 東京 )

桑名紗衣子 Saeko KUWANA —————————————————-

桑名 紗衣子(クワナ サエコ)
1982 千葉県生まれ
2008 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 卒業
2010 武蔵野美術大学美術大学院美術専攻造形研究学科彫刻コース 卒業

【個展】
2012 「Editable Region ~Except That Table~」 Ohshima Fine Art,東京
   「Editable Region ~In The Room~」 アートフロントギャラリー,東京
2010 「YAKIMONOワークス For New Palace」 株式会社lixilギャラリーセラミカ,東京
   「My Phylogenetic tree」 Swich Point,東京
2008 「SomeFloats」 麻布アートサロン,東京

【企画展示】
2012 「Depth of field」 Harmas Gallery,東京
AHAF HK12 /Art Fairマンダリンオリエンタル,香港
渋谷ヒカリエ クリスマスアートフェア2012,渋谷ヒカリエ,東京
2011 「Woman`s Art style2011」 COREDO日本橋 三井不動産,東京
「セラミカ 夏の小作品展」 株式会社lixilギャラリーセラミカ,東京
2009 理化学研究所展示プロジェクト2009 横浜ß
2008「美しい誤読」 FAL 武蔵野美術大学
Fresh企画展示「FRESH EXSPAND」R2柏
「トラ!トラ!トラ!」 マキイマサルファインアーツ,東京
2008 「やわらかな霹靂」 FAL 武蔵野美術大学
「Joy」 Pax project space北京