アルマスGALLERYでは、東美貴子による『Circulation』を 9月7日(土)から10月26日(土)まで開催いたします。 前回の個展から2年半ぶりの個展となる今展では、さらに緻密さを増したコラージュが展開されます。 東は多摩美の版画科を卒業後、版を用いた表現と平行する形でドローイング、 ペインティングによる制作を行ってきました。 しかし、自身の紙そのものへの嗜好を確認していく中で、絵の具やキャンバスといった素材からは 距離を置き、版表現で用いる描画方法を応用したテクニックにより、 純粋に紙そのものを用いて制作をするようになります。 針を使って紙の表と裏から穴をあけ、点描していくことによる、微細な凹凸を利用した絵画や、 今回も継続して発表される、日々不要になる紙の日用品を裁断したモザイクによる描画など、 紙という素材に寄り添い制作していくことは東にとってとても重要なテーマとなってきています。 今回の展示で展開される1mmほどのモザイクによるコラージュは、 さらに緻密さと積層の度合いを高めています。 大胆に抽象化されたパーソナルなモチーフは、繊細な陰影やそれぞれの印刷物としての出自を 思い出させるテクスチャーを含有しながら、描き出されています。 静謐さをまといながらも、仔細に眺めるほどに語りかけてくる東の作品を ぜひご高覧いただければ幸いです。 日時:2013年9月7日(土)-10月26日(土)12:00-19:00 金/土/日のみオープンとなります closing reception 10月26日(土)18:00-20:00
レセプションは最終日に行います
東美貴子 Mikiko AZUMA ____________________________________________________________________ 1978年 埼玉県生まれ 、東京在住 2001年 多摩美術大学 美術学部 版画専攻 卒業 [個展] 2013年 「 Circulation 」HARMAS GALLERY(東京) 2011年 「 Flagments of time 」HARMAS GALLERY(東京) 2010年 「Galerie Sho Projects〜だいたい2畳の週替わり展〜」Galerie Sho Conremporary Art(東京) 2005年 「smoke soil」アートギャラリー環(東京) 2004年 「IMMANENT WORLD」啓祐堂ギャラリー(東京) 2002年 「東 美貴子展」アートギャラリー環(東京) [グループ展] 2004年〜2012年 「ベクトル展」山脇ギャラリー(東京) 2011年 「SHOWCASE SHOW」MEGUMIOGITA Gallery (東京) 2007年〜2009年 遠州横須賀街道文化展(静岡) 2008年 「Galerie Sho Projects Something Sweet 4 Girls」Galerie Sho Conremporary Art(東京) 2008年 「Galerie Sho Projects 7人の新人展」Galerie Sho Conremporary Art(東京) 2008年 「Works(print+file)展」文房堂ギャラリー(東京) 2005年 「reality 2005」元麻布ギャラリーTOYAMA(富山) 2004年 「環展・情と感と知と夢と Part1」 アートギャラリー環(東京) 2004 年 「坂出Artグランプリ展」坂出市民ミュージアム(香川) 2003 年 「坂出Artグランプリ展」坂出市民ミュージアム(香川) 2003年 「環展-ひとのかたち-裸婦五態」 アートギャラリー環(東京) 2002年 「Friendlyship Exhibition」 (クルージ/ルーマニア) 2001年 「触鉄展」 ギャラリー遊(東京) 1999年 「4人展」 Nakano ZEROギャラリー(東京) 1999年 THE 3rd CLUJ MINI-PRINT BIENNIAL (クルージ/ルーマニア) 1998年 「2人展」cafe gallery / BAOBABU(東京) 1997年 「FLEA」千葉大学意匠工学部(千葉) [パブリック・コレクション] 町田市立国際版画美術館