アルマスギャラリーでは6月20日から7月25日まで、
絵画を軸とする制作を行っている片山真妃の個展を開催いたします。
片山は、多摩美術大学の油画科を卒業後、東京で制作を行っています。
片山の絵画にはいくつかのシリーズが存在しますが、それぞれに彼女独自のルール設定を含む
制作メソッドが設けられています。
0から9までの数字にカラーチャートを設定し、他者の誕生日と命日をモチーフにした
「誕生日と命日の絵」シリーズや、2枚同時に描き進め、あるタイミングでそれらの画面同士を
接触させる事により、お互いの絵具を交換する「衝突」シリーズなど、
絵画の制作からできるだけ恣意性を取り除く方法が模索されています。
絵を描く為の方法でもあり、絵を終わらせる手段でもある、と語っている片山ですが、
厳密なルール上に発生する、手作業のズレ、絵具の厚み、色彩のぶつかりなどの要素により、
じつに豊かな絵画空間が出来上がっている事に驚かされます。
2度目の個展となる今展、ぜひお見逃しなきようお願い申し上げます。
日時:2015年6月20日(土)-7月25日(土) 12:00-19:00 金土日のみオープン
opening reception 6月20日(土)18:00-20:00
場所:HARMAS GALLERY
片山真妃 Maki KATAYAMA ———————————————————
1982年 東京都出身
2006年 多摩美術大学 油画科卒業
2006~2007年 Silpakorn University(Thailand) 研究生
東京都在住
Solo Exhibition
2013年 ”If spring comes/春になったら” XYZcollective(東京)
2005年 ”しとしと 降る雨” 福生市プチギャラリー(東京)
Group Exhibition
2015年 ”第10回大黒屋現代アート公募展” 板室温泉大黒屋(栃木)
2014年 ”artisit recommendation vol.1 なんでふもののつくべきぞ” アートラボ橋本(神奈川)
2014年 ”VOCA展2014” 上野の森美術館(東京)
2014年 ”父と母|Mother and Father” TALION GALLERY(東京)
2014年 ”3331 Art Fair-Various Collectors’Prizes-” 3331Art Chiyoda(東京)
2009年 ”えっぽい展” トキアートスペース(東京)
2008年 ”Vrishaba through Mithuna” hiromiyoshii(東京)
2007年 ”Between hardness and mildness” Si-am Art space(Bangkok)
2003年 ”summer☆junk” JUNK☆HOUSE(神奈川)