johnna | ジョナ

野村和弘

2023年2月4日(土)-3月18日(土) 12:00-19:00 2月10,11,12日は休廊

アルマスギャラリーでは野村和弘の個展、「johnna | ジョナ」を開催します。
彫刻や絵画、映像など多岐にわたる表現を行って来た野村和弘の個展となります。
今展は、ドイツ滞在時に入手した不良品のフィギュアに着目し製作された彫刻の展示となります。
これまでも、片目にされたロディ(馬の乗用おもちゃ)、片方だけのイヤリング、片方だけの靴など、
不完全な状態に対する関心をあらわにした作品を製作してきましたが、「johnna」においても
一貫してその関心は保たれており、作家の不完全であることに向けるまなざしを感じられる
展示となることと思います。

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johnna

ドイツで作られた作品、「Tier(ドイツ語で、動物の意)」(1988)のために買い求めた、小さな動物のフィギュア約1000個の中に、形成エラーしたフリークな不良品(形成剤の注入不足から?脚もなく、一様にぬるっと丸まった、何になるはずだったのかさへ推測不可能な)が、10個ほど入っていた。その中の1個を拡大し、ピンク色のプラスチックで鋳造形成した作品(同じ原型を使った、ブロンズ製も制作。共に2007年)。
作品タイトルは、ダルトン・トランボ監督映画、「ジョニーは戦場へ行った(Johnny Got His Gun)」(1971)に由来する。この映画の主人公は、徴兵され出征するも(舞台は、第1次世界大戦下。まだ、人間が素朴だった?遠くヨーロッパに派兵することは、恋人や家族、故郷、ひいては世界を救うことに他ならない)、飛び込んだ塹壕に直撃弾を受け、顔(目、鼻、口、耳)と、両腕、両脚を失ってしまう。その姿は、(あからさまに、映し出されることはないものの、)上の不良品を連想させた。
その不良品の中から、1個が選ばれたのは、その個体だけに、女性器のような窪みが発見されたからだ(形成のエラーされる過程で、何がどうしてこうなった?奇跡でないなら、妖精の悪戯?いずれにせよ、このことが、これらの不良品に出会えた幸運に加えて、さらに私を喜ばせてくれた)。女性こそが、相応しい!作品タイトルに、Johnnyの女性名、Johnna(ジョナ)の採用。

野村和弘





日時:2023年2月4日(土)-3月18日(土) 12:00-19:00 2月10,11,12日は休廊
金/土/日のみオープンとなります 
オープニングレセプションは行いません。
ご来場の際はマスクの着用および入り口での消毒液のご使用をお願いします。

野村和弘 NOMURA Kazuhiro__________________________________________________

1958 高知県生まれ、神奈川県在住。
1979 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻入学。
1988 東京芸術大学後期博士課程満期退学後、ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生として渡独、デュッセルドルフ美術アカデミー修了(Meisterschueler取得 1990)。
1993 帰国。

主な展覧会(2010年以降)
【個展】
2022 「3つの、小さなインスタレーション」 HARMAS GALLERY (東京)
2021 「サライの落書き」gallery21yo-j (東京)
2020 「Angels in Korea」×ART homeroom (東京)
2019 「美しい直線ー反語的タイトル」gallery21yo-j (東京)
2018 「ドット・ペインティング」 HARMAS GALLERY (東京)
2017 「女性靴とボタン」gallery21yo-j (東京)
2017 「イヤリングと葡萄」void+ (東京)
2017 「片目」Galleria Finarte (愛知)
2014 「笑う祭壇」gallery21yo-j (東京)
2014 「黒の拡大」Time & Style (東京)
2010 「ドット・ペインティング 」 カスヤの森美術館 (神奈川)
【グループ展】
2019「あそびのじかん」東京都現代美術館 (東京)
2019「Road to Eva」HARMAS GALLERY (東京)
2018「彼女の指先と神話」HARMAS GALLERY (東京)
2016「六本木クロッシング2016 僕の身体、あなたの声」森美術館 (東京)
2016 「版画コレクションのあゆみⅢ コピー・アートの時代」Fuji Xerox Art space (神奈川)
2016「赤のコルパー」Time & Style (東京)
2015「春を待ちながら やがて色づく風景をもとめて」十和田市現代美術館 (青森)
2012「キュレーターからのメッセージ2012 現代美術のいま」兵庫県立美術館 (兵庫)
2011 「simple things」名古屋市民ギャラリー矢田 (愛知)
2010「野村和弘/東島毅 みることをかんがえる」いわき市立美術館 (福島)
2010 「City Beats+Live Explosions」Bank ART studio NYK (神奈川)

パブリックコレクション
千葉市美術館、富士ゼロックス、いわき市立美術館、3331アーツ千代田、東京都現代美術館