表現技法の全く異なる3人が三者三様の技法で描く「存在」を
テーマにした新作展です。それぞれが描く「存在」の曖昧さ、
儚さ、力強さの濃淡により「存在する」ということの奥行きと
多様性をより強く感じていただけることと思います。是非ご覧下さい。
—————————————————————————————————–
□高橋淳 Takahashi Atsushi
高橋淳は臨床美術士として、高齢者と美術を通して
ふれあう事で多くの事を気づかされるといいます。
自分が両親の愛を受けここにいるということ、
その両親もまた同じように祖父祖母の子であり、
脈々とつながっていく人の連鎖の中に全ての人は
生きているという事実。世界を紡いでいる人と人との
繋がりを、ポートレイトを多重なレイヤーで
おぼろげに隠していく事で描き出していきます。
□加藤智大 Kato Tomohiro
加藤智大の表現の支持体は、重く堅牢な鉄です。
持ち前の板金技術により鉄板をキャンバスに仕立て、
精緻を極めるタッチにより、ドラム缶やマンホールなど
それ自体が鉄で出来ているモチーフを描いてきました。
加藤の、鉄に鉄の絵を描く事で物質という存在そのもの
を考察・再認識するきっかけになればという考えのもと、
時間の経過によって錆びていく特性を持つ絵画となっています。
□新藤杏子 Shindo Kyoko
移り行く時間の中で、人のしぐさ、表情、気配、
感情もまた一所には留まりません。
新藤杏子は人物の顔/姿をモチーフとしながら、
世界を構成している二度と巡ってこない一瞬を
淡く空気を染めるような筆致で描きとめていきます。
絵の前にたたずんでいると、淡い印象を押しのけて、
描かれた人物たちの、意思ある営みが浮かび上がり、
瞬間を生きる、生命力が伝わってきます。
—————————————————————————————————–
[高橋淳プロフィール]
1979 埼玉県生まれ
2004 多摩美術大学油画卒業
2005 3人展 新宿ギャラリー渓
5人展 表参道画廊
2006 日韓交流展 名古屋ぎゃるりー草笛
2007 トーキョーワンダーウォール入選 東京都現代美術館
芸術センター入選 東京、神戸芸術センター
GEISAI11 JAPAN
2008 高橋淳展 新宿Mottoギャラリー
若手作家小作品展 横浜赤レンガ倉庫2F
2009 Portraitsグループ展 AsianColectionContemporaryArtgallery
ART MEET EAT AsianColectionContemporaryArtgallery
ANA HOTEL AsianColectionContemporaryArtgallery(赤坂)
アンプリーチドVol.5 GALLERY TRINITY
ARTO Roma Italy
Five グループ展 AsianColectionContemporaryArtgallery
ART SANTA FE USA
REAL OSAKA Bunkamura Gallery, Gallery Fukuda
ART OSAKA 2009 Room1112 Gallery Fukuda
ART TAIPEI TAIWAN
GEISAI 13 JAPAN
Art MIAMI USA
高橋淳個展 GALLERY TRINITY
2010 ART COMPLEX 大阪 Gallery Fukuda
ART OSAKA 2010 Gallery Fukuda
[加藤智大プロフィール]
多摩美術大学大学院修了
アミューズアートジャム2008入選
2007. 3. 金工二人展 (galleryファンナーン 表参道)
2007.12. ZAKU exhbition (Mott gallery 曙橋)
2008. 6. Temptation of riquid age (Mott gallery 曙橋)
2008.9. 個展 ”desolate world” (Aishow Miura Arts 曙橋)
2008.10. アミューズアートジャム2008 (京都文化博物館)
2009. 3. IDENTITY London⇔Tokyo (Aishow Miura Arts 曙橋)
2009.10. geisai#13(kaikaikiki 三芳スタジオ・三芳)
2010.3. geisai#14(kaikaikiki 東京ビッグサイト)
[新藤杏子プロフィール]
1982 年 東京生まれ 練馬区在住
2004 年 2人展 吉村 祥子 • 新藤 杏子 展〔マキイマサルファインアーツ•新橋〕
東京ワンダーウォール 2004 入選 〔東京都現代美術館〕
個展 新藤 杏子 展〔銀座ギャラリーフォレスト•銀座〕
2005 年 多摩美術大学修了制作展 〔東京都都美術館•上野〕
多摩美術大学修了制作展 TAMABI BLUE〔 すどう美術館•銀座〕
多摩美術大学 美術学部 油画卒業
同年 多摩美術大学 大学院 美術研究領域 入学
東京ワンダーウォール 2005 入選 〔東京都現代美術館〕
グループ展 渓展 〔ギャラリー渓•新宿〕
2006 年 東京ワンダーウォール 2006 入選 〔東京都現代美術館〕
シェル美術賞 2006 入選 〔代官山ヒルサイドフォーラム〕
2007 年 グループ展 FOURSIGHT〔 アリカアートサイト•日本橋〕
多摩美術大学 大学院 美術研究領域 卒業
東京ワンダーウォール 2007 入選 〔東京都現代美術館〕
グループ展 NOBORDER 〔ギャラリーいしだ•日本橋〕
2008 年 東京ワンダーウォール 2008 入選 〔東京都現代美術館〕
2009 年 グループ展(コラボレーション)AUDIENCE 〔横浜創造界隈ZAIM・横浜〕
グループ展 表層の冒険者たち 〔exibit live&moris gallery・銀座〕
グループ展 Unbleachd vol.5 〔gallery Trinity・六本木〕
グループ展 NOBORDERvol.2〔ギャラリーいしだ・日本橋〕
geisai#13〔kaikaikiki 三芳スタジオ・三芳〕
tcaf 2009 〔東京美術倶楽部・御成門〕2009.11.21~23
シェル美術賞 2009 入選〔代官山ヒルサイドフォーラム〕2009.11.11~15