アルマスギャラリーでは3月17日(土)から4月21日(土)まで、
赤石隆明『Works and odds and ends』を開催いたします。
赤石隆明はこれまで、空間と写真を等価に扱い、展示を行ってきました。
被写体は、日々の生活の中で撮影されたスナップショットから、
自身の周辺の美術作家の制作風景、作品、インスタレーションを撮影したもの
など多岐にわたります。
それらを自分の手で額に封入して壁に掛けたり、重なるように床に並べるなど
部屋を覆いつくすような展示をし、また時には自分で制作したコンクリート製の
ハリボテの岩山をパワースポットに見立て、随所にゆるく関係するかのような写真を
配しました。その関係図もまた撮影されて作品となり、岩山も赤石自身の手で破壊される
プロセスが余さず記録され、作品となります。
赤石の制作態度には、写真を撮影する事で自分の中にモチーフを取り込み、
何かしらのシチュエーションを設定し、そこに表層のイメージとして張り付け、
新しい関係を確認する、という循環が存在します。
写真においてのシャッターを切るという制作方法に対する検証とも取れるかもしれません。
今回の展示では、今までの展示で選択されたイメージも含め、これまで撮影して来た写真を
フラットに見つめ直すプロセスが提示されることと思います。
TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARDでの受賞、キャノン写真新世紀に参加するなど
気鋭の作家の個展となります。ぜひご高覧いただければ幸いです。
日時:2012年3月17日(土)-4月21日(土)
12:00-19:00 金/土/日のみオープンとなります
opening reception 3月17日(土)18:00-20:00
場所:HARMAS GALLERY
———————————————————————-
赤石隆明 Takaaki AKAISHI
1985 静岡生まれ
2011 東京造形大学大学院造形研究科美術専門領域修了。
[主な展示]
_個展
2010 Hyperplasia(g3/ gallery/Tokyo)
2009 Usual Life(表参道画廊 MUSEE F/Tokyo)
2009 Carpet and Photograph 1(3ban gallery/Tokyo)
2009 Carpet and Photograph 2(3ban gallery/Tokyo)
2007 たとえば、陽のあたる夜もあったとして(node/Tokyo)
_グループ展
2011 THE PHOTO / BOOKS HUB,TOKYO(表参道ヒルズ スペースオー/Tokyo)
2010 キヤノン写真新世紀展2010(東京都写真美術館/Tokyo)
2010 東京造形大学絵画棟クロージング展 camaboco(東京造形大学/Tokyo)
2010 Exhibition (from TOKYO PORTFOLIO REVIEW)
(横浜フォトフェスティバル, 横浜横浜赤レンガ倉 庫一号館/Kanagawa)
2010 Exhibition (from TOKYO PORTFOLIO REVIEW) in NADiff A/P/A/R/T(NADiff A/P/A/R/T/Tokyo)
2009 Art Award Tokyo Marunouchi 2009(行幸地下ギャラリー/Tokyo)
2009 THE EXPOSED #4 PROJCTion』(大阪CASO/Osaka)
_受賞歴
2011 TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD by amana group
2010 キヤノン写真新世紀2010 佳作 佐内正史選